社員教育の予算や時間が限られる中で、Udemyのようなオンライン学習プラットフォームを社員教育に取り入れる企業が増えています。しかし、ただ受講させるだけでは、期待した効果は得られません。この記事では、Udemyを社員教育に効果的に活用し、知識やスキルをしっかり定着させるための方法を解説します。私自身もUdemyで講座を提供している立場から、実践的な視点でお伝えします。
この記事でわかること
- 社員教育でUdemyが選ばれる理由
- 「見せるだけ」で終わる、よくある失敗パターン
- 効果的に活用するための5つのポイント
- 集合研修とUdemyを組み合わせる「ハイブリッド型」の設計
- どんなテーマがUdemy活用に向いているか
- 実際の講座選びで、確認したいポイント
社員教育でUdemyが選ばれる理由
Udemyが社員教育の手段として選ばれる背景には、いくつかの明確なメリットがあります。
「見せるだけ」で終わる、よくある失敗パターン
一方で、Udemyを導入したものの、思うような効果が出ていないという声も少なくありません。よくある失敗パターンは、次のようなものです。
「このコースを見ておいてください」とURLだけを共有して終わる
受講したかどうかの確認がなく、実際には見ていない社員も多い
見て終わりで、業務での実践や振り返りの機会がない
Udemyは優れたコンテンツですが、「見せる」だけでは知識は定着しません。効果を出すためには、視聴を「学習の入り口」として位置づけ、その後の設計を工夫する必要があります。
効果的に活用するための5つのポイント
集合研修とUdemyを組み合わせる「ハイブリッド型」の設計
最も効果的なのは、Udemyだけで完結させず、集合研修と組み合わせる方法です。
ハイブリッド型の一例
①事前学習:Udemyで基礎知識をインプット
②集合研修:知識を前提に、ロールプレイやディスカッションで実践力を養う
③事後学習:Udemyで復習し、知識の抜け漏れを補強する
基礎知識のインプットをUdemyに任せることで、集合研修の限られた時間を、実践練習やディスカッションといった「人が集まらないとできないこと」に集中させられます。これは、時間の使い方として非常に効率的です。
どんなテーマがUdemy活用に向いているか
実際の講座選びで、確認したいポイント
□ 講師に、その分野の実務経験・研修実績があるか
□ 内容が、体系的に整理されているか(断片的な知識の寄せ集めになっていないか)
□ 実際の職場で使える、具体的な事例・実践方法が含まれているか
□ 自社の業界・職種に近い内容が扱われているか
私自身も、Udemyでコースを提供しています。コミュニケーションスキルを中心に、ハラスメント防止、提案営業、傾聴力など、これまで年間170回以上の企業研修で実践してきた内容を、体系立てて講座にまとめています。「集合研修まではまだ検討段階だが、まずは動画で基礎を学ばせたい」という企業様に、事前学習・振り返り学習として活用いただいています。
まとめ:見せて終わりではなく、活かす設計を
Udemyは、時間や場所の制約を超えて学べる、社員教育の強力な選択肢です。しかし、その効果を最大化するには、「見せるだけ」で終わらせず、目的の共有、アウトプットの機会、振り返りの場をセットで設計することが欠かせません。
知識のインプットはUdemyに任せ、実践練習は集合研修で——このハイブリッドな設計を意識することで、限られた教育リソースを最大限に活かすことができます。
社員教育の設計から研修導入まで、相談したい方へ
面接官トレーニング研修・コミュニケーション研修の導入、Udemyでの個人学習、無料相談など、目的に合わせてご活用ください。
田中 和義
株式会社エス・シー・ラボ 代表。人材ビジネス業界35年以上、管理職経験25年以上。年間170回以上の企業研修・講演を行う実践派講師。Udemyにてコミュニケーションスキル・ハラスメント防止・提案営業・傾聴力等の講座を提供中。Udemy講座一覧はこちら